FMC Advent Calender 2020 5日目

目次

この記事はFMC Advent Calender 2020の5日目の記事として書かせていただきました。4日目の記事はじゅうべいさんの「FMC Advent Calendar 2020 4日目」でした。

 

こんにちは、うえしゅうです。

FMC Advent Calenderの1試技目を行いました。ここ1ヶ月ほどFMCをしてなかったのでリハビリ程度にやってみました。

スクランブルと解答

Scramble: R' U' F R2 U R2 U F2 L2 D' R2 U B2 U' L' U F' L R2 D' F' L' R D' R' U' F
Solution: D' R' D L R' F2 L' R U2 B U2 B' U2 F2 D2 B L2 B U2 B' R2 F L F' D2 F' (26moves)

思考過程

まず僕は最近はDRでしか解かないのでDRで行いました。

探す順番としてまず最初に全てのEO軸を探して3手EOを列挙します。それらの3手EOを全てDRまで調べ上げた、もしくは3手EOがなかった場合は4手EOを探しつつ、深さ優先探索でEOからDRまで一気に調べます。

今回見つかった3手EOは以下の通りです。

L' B' L*
D' R' D*
L* (D R*)
(L' D' L*)

記号*は時計回りと反時計回り両方使える、という意味です。例えばR*と書かれていたらRとR’両方探索することになります。

それぞれのEOについて見つけたDR-XeYcやDRまでのルートを載せます。

L' B Lルート

無し

D' R' Dルート

既にDR-4e4c
L2 U2 B' F2 L* // DR (5/8)
D2 B2 U2 R2 U2 F' R* // DR (7-1/9)
B R* // DR-2e4c (2/5)
(F D2 F L*) // DR (4/7)
(L2 D2 R' L F2 U2 R B) // DR (8/11)

L (D R)ルート

(B D*) // DR-2e4c (2/5) -> B D2 B' F U' R2 U // DR (7/12)
(B' D) // DR-2e4c (2/5)

(L' D' L)ルート

(U' F*) // DR-4e4c (2/5) -> (B2 L2 D U2 B*) // DR (5/10)

見つけたDRは全部で6個です。D' R' Dルートが既にDR-4e4cが出来ていてかなり良く、8手DRと7手DRが見つかりました。しかし両方とも5スライスのbadで、結局見つけたDR全部5スライスでした。無念。

7手DRを見つけた時は、スケルトンまで結構かかってもDRが短いからそこそこな手数のスケルトンになるだろうと思いすぐにコーナーを揃えにいきました。

D' R' D // EO (3/3)
(F D2 F L') // DR (4/7)
(F' R2 B U2 B' L2 B' D2 F2 U2 B U2 B') // 3e (13/20)

このコーナーの揃え方は覚えてなかったので、とりあえずF' R2で青コーナーを3つ正位置に集めて、B U2で青コーナーを3つ正位置に集めつつ3スライスの形に持っていきました。そしてB' L2で2スライスにして、B' D2で2スライスのまま222ブロックを作る遠回りな道を選び、F2 U2 B U2 B’で20手の3eです。このスケルトンを見つけた時点で開始25分あたりだったのでその後の探索を安心して取り組めました。

その後もDRを探したんですが、D' R' Dルートに結構時間をかけてしまってL (D R)ルートと(L' D' L)ルートをほとんど探せなく開始45分になってしまいました。

開始45分になったら絶対にインサートに入ると決めているので、唯一見つけている20手の3eのインサートに入ります。しかし何回やってもスケルトンが揃わずスケルトンが完成するまで5分強かかってしまいました。もう残りは9分しか残されていません。急いでインサートを始めます。

BBの場合のスケルトンは必ずブロックが揃っていくので解法が間違っていたら途中で必ず気づくんですが、DRの場合はブロックが揃うわけではないので途中でどこを間違えたのか把握できないことが非常に多くてとても厄介です。

スケルトンの最後の配置がM' U2 M U2の6手系だったのでどこかに6手系が入るだろうと予想しながらインサートしたんですが、6手系どころか(R2 Fw2 R2 U)x2の8手系すらキャンセルが起こらず結局時間もないのでスケルトンの最後に6手をくっつけて26手で終了しました。後で調べたら8手系インサートで3手キャンセルの25手があったっぽいです。インサートなんもわからん。

最終的な解法は以下の通りです。

D' R' D // EO (3/3)
(F D2 F L') // DR (4/7)
(F' R2 B U2 B' L2 B' D2 F2 U2 B U2 B' *) // 3e (13/20)
* = U2 R' L F2 R L' (6/6)

感想

7手DRや8手DRが見つかって喜んでましたがやっぱり3スライス以下のgood corner DRが見つからないと良い記録は出ませんね。多分少なくとも1試技にDRを10個は見つけないと安定してsub25を出すことはできないと思います。この前FMC avg100 21.35を出しているFMC神のKyeongmin Choiが1時間のFMC試技動画をYouTubeにアップしていたのでそれを参考にしながら自分の探し方を見直していこうかなーと考えています。

最後に、今年もFMC Advent Calenderを企画してくださったたむそん君、ありがとうございます!FMC avg12 sub25期待してます。

それでは。

おまけ

僕はいつもPCに思考過程のメモを書いているので、そのメモを載せておきます。新しく出てきた記号として、{}で囲まれた部分は前のステップで行った動きを記録しておく記号です。例えば、

(F D2 F L*) -> {L'} (F' R2 B U2...)

は、前のステップの最後の回転記号はLではなくL’である事を示しています。

メモ

L' B' L* -> L2 F D*
D' R' D* -> L2 U2 B' F2 L* 5s 8 , B R*, D2 B2 U2 R2 U2 F' R*
-> {B R'}
-> (F D2 F L*) 5s 7 -> {L'} (F' R2 B U2 B' L2 B' D2 F2 U2 B U2 B'[U2 R' L F2 R L']) 20 3e
-> (L2 D2 R' L F2 U2 R B*)
L* (D R*) -> (B D*), (B' D*)
-> {B D} B D2 B' F U' R2 U 5s 12 -> D2 R2 F2 R2
(L' D' L*) -> U' F' B2 L2 D U2 B*